これで安心、災害に備える蓄電池
日常生活だけでなく、災害時、野外活動時などますます利用される蓄電池。
蓄電池って何?
使ってメリットあるの?
どうせ高いんでしょ?
家庭用蓄電池とは
ね~、蓄電池ってどんなやつ?
スマートフォンのバッテリーも蓄電池なのよ。
そういえばそうだね。家庭用蓄電池ばかり想像してたけど。
うちは敷地内のあちこちに発電施設も蓄電施設もあって、電力には事欠かないわ。
町で有名な不夜城だもんね。
ソフィさまの豪邸の施設は規模が違いますけど、自家発電と蓄電設備の保有者は、以前の太陽光発電ブームでけっこういるんです。
主に知られているのは、蓄電池のなかでも、家庭用蓄電池というものです。
蓄電池って何
蓄電池とは
1回だけ使いきりの電池(1次電池といいます)ではなく、充電することで何回も使える電池(2次電池ともいいます)に属します。
鉛蓄電池(もともとバッテリーと呼ばれていたもの)、ニッケルカドミウム電池、ニッケル水素電池、リチウムイオン電池などがあります。
蓄電池は、輸送車両や施設設備、小型電子機器等の電源として使用されています。
特に、リチウムイオン電池は、蓄電する性能が高くて軽いため、様々なものに利用されています。携帯電話、スマートフォン、ノートパソコン、タブレット、電気自動車など。
充電した電気を使い(放電)、また充電することを繰り返しますが、1回の充電と放電を「サイクル」といいます。このサイクルが何回可能かが蓄電池の寿命となります。
リチウムイオン電池の場合は、3500サイクルとなっており、約10年が蓄電池の寿命です。
ポイント
リチウムイオン電池は 0%まで使いきったり、100%のフル充電をするよりも 残料50% で使用する方が負担が少ないため、 残料50%あたりでこまめに充電と放電を繰り返したほうが長続きするみたいです。
家庭用蓄電池
家庭用蓄電池
タイプは4タイプくらい
単機能型
蓄電池とパワーコンディショナー(パワコンと略される :発電した直流の電気を家庭で利用する交流に変換したり、使いやすいように電圧を安定させるもの)の組み合わせ。
ハイブリッド型
太陽光発電用パワコンと蓄電池用パワコンが一体となっている太陽光パワコン。
トライブリッド型
太陽光発電用と蓄電池用とEV(電気自動車)用の3つのパワコンが組み合わせてある。これから太陽光発電を利用する場合は、EV での電気利用も可能なため、検討してはいかがでしょうか。
ポータブル蓄電池
主にコンセントから電気を充電する。
低価格、コンパクトで持ち運びに便利だが、容量は少なく太陽光発電とは直接つなげない。
メリット
停電に強い
蓄電池はまさに電気の蓄え。停電時にその存在がいかんなく発揮されます。蓄電性能にもよりますが、停電中に電気が使える安心感はもはや優越感にも近いでしょう。
太陽光発電も設置されていれば、太陽が出ている時間に発電された電気を蓄電池に溜め、自家消費できます。売電価格が激安になった以上、自家消費を目的に購入される方が多くなっています。
自家消費に利用
電力会社によって幅が違いますが、電気代が値上がり続けているのは間違いありません。
高い電気代を払うよりは、自家発電して自家消費する設置費用とランニングコストのほうが安く済む場合があります。
設置検討時には、設置費用だけでなく、設備のメンテナンスなどを詳しく調べることが肝心です。
昼間は太陽光発電で発電した電気を利用して自家消費します。
割安な夜間に電気を蓄電
太陽光発電ができない夜間から早朝には蓄電した電気を自家消費したり、割安な夜間料金で電気を蓄電池に充電することができます。
デメリット
自然放電
使わなくても時間とともに少しずつ放電しているため、長期放置した蓄電池は充電が必要です。
劣化
充電と放電のサイクルを繰り返していくうちに充電容量が減っていきます。これが劣化です。メーカーにより劣化スピードが違います。蓄電池によっても寿命となるサイクルが違うので、確認しましょう。
設置費用
初期投資となる設置費用がかなりかかることもあります。
太陽光発電を設置する時に蓄電池もあわせて設置し、ローンを組むことで、これまでの月々の電気代との相殺で実質負担が減るとかゼロになるという論法は違います。
事前にしっかりと費用を検討して、設置するメリットがあるか確認してください。
設置場所
太陽光発電を設置するなら屋根や屋上、蓄電池を設置するにも設置場所が必要です。一年を通して安定する場所かつメンテナンスしやすい場所があるかどうか、確認しましょう。
最後に
今後、ますます利用される蓄電池。
災害時や野外活動時などにとどまらず、移動式の蓄電池もあり、アイデア次第ではいろんな使い方ができるようになりました。
電気がすぐに使える生活に慣れてしまった我々にとっては、なくてはならないアイテムなのです。
そして、これがサイコー、これが最強。