楽しい、家族でも釣れるちょい投げ

2024年10月26日レジャー,生活,釣り

釣りはしたいけど、そんなに本格的でなくてよい。たまにカネかけずに家族で楽しめればよい。

そんな時、ちょい投げです。簡単にお金もあまりかけずに楽しめるちょい投げについて、やんわりと紹介します。

ちょい投げとは

おすK

梅雨明けしたら、堤防や砂浜でちょい投げする人が増えてきたよ。

ソフィ

あらあら、なんですの?
ちょい投げって。

釣りかただよ。堤防や砂浜から釣竿を振ってしかけをちょいと投げ込むイメージかな。

あらまあ、釣りざおをふりぬくために筋肉を肥大させたり、周囲を威圧する鋭い眼光とか、豪快なフォームとフォロースルーとかは必要ございませんの?

うわー、どこめざす人なんだよ。

ちょい投げは老若男女問わず、手軽にできる釣りです。あふれんばかりのパワーは必要ありません。

手軽に家族でできるからこそ人気なのです。

投げる準備

竿やリールにもいろいろあります

ちょい投げ釣りの準備として

まずは救命道具

水難事故に備えてライフジャケットなど、救命道具をしっかりと準備しましょう。

軽い気持ちが大事故につながる可能性があります。

釣り竿

ちょい投げのお手軽感を味わうには、釣り竿もちょいとしたお手頃なもので充分です。

釣具屋で「ちょい投げセット」も販売してますし、ネット通販でもさまざまな「ちょい投げセット」が販売されています。

1.8~3mくらいの釣り竿がちょい投げするにはふりやすいです。

僕も最初は、1.8m と2.7m のちょい投げセットから始めました。

もっと安いのもありますが、それはけっこうグニャリとなって心配ですね。

リール

たいていのちょい投げセットに含まれています。

スピニングリールというタイプで充分です。

スピニングリール

リールには釣糸として、ナイロン製の3号ラインを100~150m巻いておけば大丈夫です。

仕掛け

リールに巻いてある釣糸(ライン)に釣り針とえさ(ルアーというものを除く)をつけただけでは1振りでそんなに飛びません。

ラインと釣り針の間にオモリをつけて飛距離をだします。

ちょい投げでは、オモリとして『ジェット天秤』や『片テンビンとナス型オモリ』を使うとよいです。

釣っていて釣り針が海中の障害物に引っかかる時(根掛かり)があり、それが多い場合には、『中通しオモリ』を使うこともあります。

釣り針は釣具屋にいくと、釣る魚の種類によってパッケージされていたり、釣る場所によってパッケージされているものが販売されています。

釣糸から釣り針までの仕掛けがセットになっているものもあります。手軽さを選ぶならそういったものを利用する方がいいでしょう。

えさ 

えさは活きえさ(虫えさ)を使います。

新鮮なアオイソメ、ジャリメ、赤イソメ(石ゴカイ)などを針に差します。

活きえさの頭は硬く、魚(キスなど)によっては口に入れるのを嫌がります。頭をちぎり取ってから針に差した方がいい場合もあります。

人工のイソメ もあるよ。

どうしても生きてる虫がダメとか、買い忘れた時にたまたまそれがあったとか、人工イソメの方が釣れるという人もいます。

釣れた魚の確保用具

釣り場所によって、水面と自分の釣り位置に高さがあり、寄せた魚を取り上げる必要がある場合には網が必要です。

その後、釣った魚をつかむ時には、ゴム手袋や濡れタオル、魚をはさむ道具があればうまくつかめます。直接触ると危険な魚がいます。

つかんだ魚の口や体から針を外す道具(針はずし)も準備しましょう。刺さりかたによっては意外と外れないものです。

針を外したら、持ち帰るならバケツやクーラーボックスへ入れ、持ち帰らないならリリースしてあげます。

投げる場所

突堤

突堤

海の中にのびているコンクリートの建造物。

釣りシーズンの週末などは立つ場所もないくらい家族連れなどで混み合います。

天候によっては危険な場所ですから、注意書きやアナウンスなどにしたがって利用しましょう。

河口

河口

川の流れが海に注ぎ込む場所です。

海水と淡水が混じり、潮の満ち引きにも影響を受けますから、多種多様な魚が時間によって上ったり下ったりします。

ダムの放流情報など急な増水には注意しましょう。

砂浜

海岸線で砂浜(砂利混じり含む)の続く場所です。

潮の満ち引き、風の強さと波の高さ、海底の状態が特に影響します。

人との距離が取りやすく、安全にちょい投げできますが、ダメなときは本当に泣きたいくらい何も釣れません。

釣り方

周辺の安全確認

自分の釣り竿を振っても安全なスペースがあるか目視します。ちょい投げとは言え、振りかぶって前にオモリや釣り針を飛ばしますから危険です。

ちょいと投げる

釣り竿を軽く振って

釣り竿の先から釣り糸をたらし、釣り針が自分の頭や顔に当たらない長さにします。その状態で、スピニングリールから出ている釣糸を人差し指で押さえます。

後ろに人がいないか目視して、後ろに45°ほど振りかぶります。

それほど力を込めずに、竹刀(しない)を振るイメージで両手を使います。「めーん」のイメージです。

釣り竿が前方に45°くらいを通過する時に、釣糸を押さえていた人差し指を離します。

釣り竿が地面と水平になるまでにフォロースルーをやめます。最初は気をつけないと釣り竿の先端を地面にたたきつけたりします。

仕掛けが着水してから、数秒待ちます。釣り竿の先端がフッと上に跳ねたら仕掛けが海底に届いた合図です。

リールをまく

仕掛けが海底に届いたら、リールを巻いていきます。

10秒くらいでリールを一巻きするイメージでゆっくり巻いていきます。

少し力を入れないと巻けない時があります。それは今、仕掛けのある場所が海底の凹凸部分だったり、障害物がある場所だったりします。そこが魚のポイントです。

その場所で数秒待ってみましょう。釣り竿の先端がチョンチョンとなれば魚がいます。あわてずグイっとくるまで待つか、ゆっくり巻いたりとめたりを繰り返してみましょう。

ちょい投げの最大のポイントは、自分の足下までゆっくり巻き続けることです。

砂浜の場合、波打ち際までゆっくり巻かずに、波打ち際より奥でさっさと早仕舞いする人もいますが、意外と波打ち際に魚がわんさかいる時があります。

えさの状態を確認

えさは海底をゆっくり引きずられてきますから、投げるごとに消耗し新鮮さを失います。

途中、魚が少しつまみ食いして長さが短くなっていたりもします。

魚は新鮮なえさが好きですから、こまめにつけかえましょう。

えさのつけかえ

釣り針についている古いえさを取り、新しいえさをつけます。

魚の反応によっては、えさを長めにつけたり、短くつけたり、えさの種類を変えたりしましょう。

仕掛けの交換

場所によっては海底に障害物が多く、仕掛けが引っかかって釣糸がブッツリ切れたり、仕掛けが途中でちぎれたりします。

フグなど鋭い歯で仕掛けを噛みきる魚もいます。

その場合は、仕掛けを交換しましょう。

魚の反応によっては、オモリの重さや釣り針の本数などを増減した仕掛けに交換しましょう。

魚が釣れた場合

きた?

魚がいよいよキタ時は、

焦らずリールをまいて

釣り竿の先端がチョンチョンしたり、いきなりグイグイきたり、反応はそれぞれですが、あわてて釣り竿を立ててはいけません。

魚がしっかりえさを食べていれば、数秒待っても結果は変わりません。

慎重な魚は一度口に入れたえさを吐き出して様子をみますから、あわてて引くと さよなら することになります。

数秒してグイグイきているならリールを巻いていきます。

網で確保

突堤や堤防など段差がある場合は、魚を足下に寄せてから網で確保します。

針を外してバケツなどへ

ゴム手袋をした手か濡れタオルで魚をつかむか、魚をはさむ道具で魚をつかみます。

毒や針のある魚は危険ですから、魚をはさむ道具でゴム手袋などをしてつかみます。

魚から釣り針を外して、バケツやクーラーボックスに入れるかリリースします。

こころのあり方

天使が魚を運んできます。

釣れる釣れないはどうしようもありません。

本当に簡単な装備で(爆)釣してたり、数十万円の装備で音沙汰なしだったり。

日ごろの行いを振り返ったり、果たして神様仏様はいるのかなどを考えたりしてみましょう。

天使が魚を運んでくるかもしれません。

最後に

釣れた帰りはこころ軽やか、釣れない帰りは家族までつれない表情となります。

事故なく怪我なく帰れることが大事なことです。

そして、釣り場を来た時よりもキレイにして帰れば、次回の(爆)釣につながるかもしれないですね。

2024年10月26日レジャー,生活,釣り

Posted by のりしお7まい