湿気を取る、部屋のじめじめを解決
お部屋がじめじめして気持ちが悪い。気が滅入りそう。何とかしたい。
そんな時の対処方法をやんわりと紹介します。
部屋の湿気を取る
おい、なんか家の中がじめじめしとりゃせんかいのー。
湿気が多い季節だから、しょうがないじゃんよ。オヤジどの。
とらんかい。じめじめ。
えっ!オヤジどの?
今なんと?
はよ、とらんかい。じめじめ。
うわー、はじまったよ。
じめじめとらないと、こっちの大事な何かがとられるよ。
トラ鉄の注文は過酷なものでしたが、湿気のない世界があれば良いですね。
日本は季節の移り変わりもあり、湿気の影響を受けやすいので、対策は必要ですね。
湿気の原因
梅雨の時期、冬の暖房時など、お部屋がじめじめして嫌な感じが続きますね。
じめじめの正体は『湿気』ですよね。
空気の中に含まれる水分が多くなること、つまり「湿度」が高くなると『湿気』を感じるのです。
湿気の好きな場所
1.水分量の多い場所
2.気温の変化が大きい場所
3.換気のされにくい場所
こういう場所を想像すると
お風呂場、洗濯室、洗面所、トイレ、台所、押入、クローゼット、靴箱、物置、部屋の北側、窓の周辺などが思い当たります。
湿気の影響
『湿気』をためたままにしておくと、室内外や家財道具が湿り、細菌やカビを発生させます。
細菌やカビは増殖すると独特の臭いを発生させ、不快感を与えます。
細菌やカビの発生により、室内外の飲食物、家財道具などが腐りはじめます。
細菌やカビは、人体にも悪い影響を与えます。呼吸器系の疾患だけでなく、消化器系、皮膚にも疾患を発生させます。
湿気を好む害虫が室内外に現れます。
ムカデ、ゴキブリ、ダニなど
湿気を取る方法
換気する
まずは換気しましょう。
換気の目安は、2時間に1回、5~10分のようです。
換気の際には、空気の流れに注目して、開ける窓を試してみましょう。
空気を取り入れる窓と空気を追い出す窓として2箇所以上を開けます。
空気を取り入れる窓は小さく開け、空気を追い出す窓は大きく開けると良いです。
空気の流れは、小さい隙間からは勢いよく、大きな隙間からは力をかけずに動いていくからです。
雨の日は窓を開けづらいですよね。
雨の吹き込み方にもよりますが、できれば窓を少しでも開けて換気したほうが良いようです。
送風をプラス
部屋に窓が1つしかない場合は、換気扇や扇風機などを使用すると良いでしょう。
空気の流れがうまくいかないケースでも、送風により、空気の流れを作ることができます。
家具の裏なども空気が流れるように、壁と家具の間に少し隙間を空けておくと良いでしょう。
除湿グッズを使う
除湿剤
湿気の多い場所に除湿剤を置くことがお手軽で良いですね。
いろんなタイプの除湿剤があります。
据え置き、吊り下げ、ハンガータイプなどが主なタイプです。
湿気は下に溜まりやすいため、除湿剤をあちこちに据え置きされている方も多いようです。
据え置きの際には、空気の流れができるように、すのこや空間の作れるものを利用すると除湿効果が高まります。
容量も様々で、置きたい場所に応じて選べます。
除湿シート
除湿剤を置く場所としては危険や不安があったり、広範囲に、または仕切りがわりに使いたい場合に使用します。
押入、クローゼットなどに敷いて使います。
寝具(敷き布団、マットレス)に敷いて使うタイプもあります。
古新聞や炭
靴箱や床下収納には、古新聞や炭を入れてらっしゃる方も多いようです。
臭い消しもかねて除湿効果も期待できる昔ながらの知恵ですね。
除湿機
そして除湿機です。
除湿機とは、室内の湿気を取り除く機能がある家電製品のことです。
最近は、洗濯物の部屋干しにも除湿機が使用されています。
洗濯物の部屋干しの際には、効率的に洗濯物を乾かすための送風が必要です。除湿機と扇風機を併用することが多くなりました。
最近の除湿機には送風機能がついているものも多く、衣類乾燥除湿機と呼ばれています。
衣類の乾燥については、家族構成や生活リズムなどを考えたうえで、家事の負担を減らすために、乾燥機付きの洗濯機を検討した方が良い場合もあります。
除湿機は使用する場所の広さや建材(木造か鉄筋かなど)に応じて選ぶこと。
除湿能力、タンク容量、電気代、お手入れ方法などを考慮する必要があります。
エアコンで除湿
エアコンの話として、除湿(ドライ)のほうが冷房よりも電気代が高くなると聞いたことがあるでしょうか?
実は、ドライにも種類があって場合によっては、冷房より電気代が高くも安くもなるのです。
冷房は、室内の温度を設定温度まで下げる機能です。
冷房機能により、室内の空気は配管を通って外に排出され、冷媒によって冷やされた空気が室内に戻ります。
冷媒によって冷やされる時に、空気中の水蒸気が冷やされ、水となって外に出されます。
水分量の少なくなった冷たい空気が室内に戻るということは、多少の除湿もおこなわれているのです。
除湿機能は、室内の湿度を下げる機能です。
除湿機能には、弱冷房除湿と再熱除湿があります。
弱冷房除湿は、先ほどの冷房機能と同じ方法で除湿をおこないます。
ただし、冷房のように急激に室内の温度を下げず、ゆっくりと温度を下げながら除湿をおこないます。
再熱除湿は、室内の温度を下げないようにしながら、除湿をおこないます。除湿量はこちらのほうが大きいです。
除湿をおこなう際に冷えてしまった空気を、設定温度まで暖め直してから室内に戻すのです。
この暖め直しの電力分があるため、状況によって、電気代が高くなります。
気温の高い真夏日に再熱除湿をおこなうと、除湿はできますが、室温は下がらず、電気代が高くつくことになるようです。
電気代の安い順番としては
弱冷房除湿
冷房
再熱除湿
の順番になります。
最後に
室内がじめじめしているとストレスがたまります。
さらにカビや害虫が発生したり、身の回りのものが腐ったり、使い物にならなくなると出費が増えます。
除湿で心身共に快適な毎日を送りましょう。