論語から『良い人材』を発見するには
論語から学ぶ
「子曰く」の前フリでおなじみの論語。覚えてますか?
これから学ぶよって人もいるかな。
さつばつとした世の中で、まだまだ大切なことを教えてくれてます。
国語のテストではないから、だいたいの意味を感じておく程度。
ふとした瞬間に思い出せれば十分ですよ。
孔子さん
春秋時代の中国の思想家。
孔子さんが亡くなって後、弟子たちが400年くらいかけて、孔子先生が話していた内容をまとめたものが『論語』なのです。
原文
子游為武城宰、
子曰、女得人焉耳乎、
曰、有澹台滅明者、
行不由径、非公事、未嘗至於偃之室也。
書き下し文
子游、武城の宰たり。
子曰(いわ)く、女(なんじ)、人を得たりや。
曰く、澹台滅明(たんだいめつめい)なる者あり。
行くに径(こみち)に由(よ)らず、公事に非ざれば未だ嘗(かつ)て偃(えん)の室に至らざるなり。
意味
子游(しゆう)が武城の官になった。
先生が「おまえは誰か良い人材を得たか?」と聞いた。
子游が答えた。「澹台滅明という者がおりました。
歩くときは決して近道をせず、公務でないときは決して私のいる役所に来ることがありません。」
経験から
上司や権力者に取り入る人はどの時代もいるよね。立身出世のためには仕方ないことだろう。養う家族が多ければ、収入も必要だし、どんどん出世するにこしたことはないけどね。
逆に、お世辞やごますり、誰が一番に挨拶に来たかなんかにこだわる上司や権力者がいる。人事に影響したり、処遇に影響したり。
会社で不遇をかこつ人が人望だけはあったり、独立してから大成功をおさめるのは優れた人材であるからなんだね。
大切なこと
これから大切なことを知るんだね
人には人それぞれの生き方があり、組織では、上司や権力者の生き方に合う人材が優秀な人材となる傾向がある。
清く正しい上司や権力者ならそれに合う人材が見出だされ、自分を気分よくさせる人材を求める人達ならそれを行う人材が見出だされる。
今いる環境で自分は求められる人材かどうか、自分の生き方が求められているのかが大切です。