親の不安、安心の子供の学習サポート
受験シーズンなどには、子供はちゃんと勉強しているのかな?今どきの子供はどういう学習サポートを受けているのかな?という不安がよぎりますよね。
今回は、親子の学習への考え方の違いと、今どきの子供の学習サポートをやんわりと紹介します。
勉強のサポート
我が子はガッツリ勉強しとるんじゃろか。
トラ鉄さん、ごきげんよう。
息子さんが1秒も勉強しないとお困りですか。
あやつめ、やはりしておらぬか。
変なことばかり覚えおって困っとるのだ。
そうですよね。朝晩問わずほっつき歩いて、あちこちで何の勉強してるやらですね。
あやつを見かけたら、少しは勉強するように言っといてくれやい。
おやおや、見かけることができますでしょうか。
息子の勉強を心配するトラ鉄さんと相変わらず異次元のソフィお嬢様。とはいえ、子供の学習方法やサポートは親として気になりますよね。
今回は子供の学習サポートについて見てみましょう。
親子の考えの違い
子供の考え
子供は勉強をどういうものだと考えているのでしょうか。
2023年に「博報堂教育財団こども研究所」が小中学生におこなった調査によると、
全体としては小中学生の半数以上が勉強は嫌いの部類。
でも 大好きと答えた生徒は 4% います。
小学5年の男子は 51% が好き と答えました。
【 勉強が好きな理由 】
勉強することで、新しいことへの探究心や好奇心が満たされる。
問題を解くことで達成感と自分のレベルアップを得られる。
などがあります。
【 勉強が嫌いな理由 】
難しくてわからないところがある。
めんどくさい。
つまらない。
という定番の答えが目立ちます。
勉強のこと、どう思う? | トピックス調査 – こども研究所
博報堂教育財団こども研究所
子どもたちは
これから何かの役に立つかどうかもわからない勉強内容ではなく、人生で役に立つ勉強内容ならやりたいのです。
お金の勉強、成功した人物から学ぶ世渡りや生き方の勉強 など
生きていくうえで本当に必要なことならドンドン吸収したい。
それも みんなで。
ひとりでモクモクと打ち込めるタイプもいれば、多くの仲間と経験を分かち合いながら学ぶタイプもいます。
アクティブラーニングは好き
アクティブラーニングとは、仲間と積極的に話し合いながら学んでいくスタイルで、将来役に立つスキルなど多くの学びがあると感じているようです。
自分はガンバればできる と思っている。
とても大切なことです。子供の8割は「自分は頑張れば勉強ができる」と思っています。
親よりランクの高い学校にいきたい と思っている。
ここが親としてのネックになってきます。子供たちは親を越えていきたいのです。
紙よりもデジタルで学びたい
子供たちは、勉強の教材について、紙教材よりもデジタル教材が望ましいと感じはじめています。
子どもたちには
今の生活やこれからの人生で 各授業科目が どのように使われているか や 役に立つのか をまず教わり 必要だなーと感じることが 勉強のスタートライン です。
アクティブラーニング や デジタル教材 の活用で
子どものやる気を引き出せれば 親を超えていきます。
親の考え
一方で親はどう思っているのでしょうか。
子供の勉強について、とくに親が心配するのは進路や学習方法、単純に勉強してるのかどうかなどでしょう。
子供が社会に出て不自由なく収入を得て家庭を持ってそれから...などと想像すると、たった今、目の前でだらだらしてるように見える子供に対して全ての不安をぶつけてしまうのはいけません。
学校の学習についてはもう委ねるしかありません。あれこれ注文をつけるべきではありません。注文をつけると関わる全員が萎えます。
その学校に入ることが最善ではなかったとしても、そうなった以上は受け入れて良い方向に向かっていくしかないのです。
家庭での学習について、子供が受験の時期を迎えると、気が気でない親御さんも多いでしょう。
親は、目の前に見える学習量や成果がない場合は、より一層不安になります。
「言わないとやらない。」「言ってもやらない。」「やっても集中してない。」という親自身の変な義務感を持ちがちです。
そして子供の学習方法だけでなく生活態度、友人や兄弟姉妹との比較など、過干渉へと進んでいくのです。
そして、この過干渉が、子供の「自分は頑張れば勉強ができる」「仲間と積極的に話し合いながら学んでいく」という思いをぶった切りしてしまうのです。
学習サポート
勉強に対する親子の考えが見えて、違いも見えてきました。
されど主役は子供たちなのです。
子供たちが親からの過干渉に感じないサポートはどうしたら良いでしょうか。
目標
子供が何か夢を持っている場合には、その夢を余すところなく話してもらい、夢の実現に必要な資格や技能の洗い出しをしましょう。
この夢にはこんなことが必要なんだね、と進めていくうちにいくつか通過点が見えてきます。
それを段階的な目標に置き換えて、子供がその達成を真剣に考えているなら、親はここからは緩やかなサポートに回ります。
受験や日々の学習についても同じようにしてみましょう。
絶対に言ってはいけない言葉は「やるっていったよね!」です。
親と相談して決めたこと、ここで責任を子供だけに押し付けてはいけません。
「どうした?作戦変えようか?」とか「何か手伝って大丈夫かな?」と声をかけ、行き詰まりの内容を話し合いながら、進むか戻るか、場合により放棄するかを選ばせます。
簡単に目標を変えることは好ましくないと考えますが、目標の度合いや実現の可能性をじっくり話し合うという過程を踏んでますから、目標というものについて大事なことを学ぶのです。
方法
学習方法については、子供は紙教材よりデジタル教材を好ましく思っていることがわかりましたから、可能な限り、それに近づけます。
自宅で塾のオンライン授業やデジタル教材を利用する家庭が増えています。親子ともども限られた時間を有効に使うには適したスタイルでしょう。
サポート
オンライン授業やデジタル教材も多種多様です。
ネットで情報収集したり、クチコミで聞いたりして子供の性格や目標に合ったものを利用してみましょう。
テッパンと言えば、こういったものがありますよね。
小学生というあそびざかりでもコレやってみる子にはあこがれました。
ここからは結構やってる人が増えてました。
中学講座と高校講座ですね。
CM で流れてるフレーズもくっきり覚えてます。
目標設定とルート案内、現在の状況などをしっかりサポートしてくれるかどうか、利用している仲間と積極的にコミュニケーションが取れる雰囲気かどうか、も大切です。
在宅で勉強を続けたい子供さんにはこういったサービスは
災害や感染症の影響で在宅学習をすることもあります。子供によって差がつく、うちの子だけ遅れてるといった不安がよぎります。
子供さんの発達に合わせた教材などもオンライン学習なら合うものがありますよ。
最後に
親も子供のころはありましたよね。
その時に言われて嫌だったことって、つい自分の子供にやっちゃいます。なんなんでしょうね。自分の遺伝子の確認、自分を越えていってくれるかの確認でしょうか。
幼児期から熱心に育てあげてきた我が子、いろいろなおもちゃも教育のために与えたりしましたね。
知育玩具についてはこちらをご覧ください。
塾に通わせたり、デジタル教材を試したり。
楽しみですよね。子供は親を越えていきたいようですから。