禅の教え 正法眼藏随聞記から『無常』を意識すること

2021年11月7日禅の教え

禅の教えから学ぶ

ボクは永平寺という曹洞宗のお寺の近くで産まれ育ちましたが、田舎に嫌気がさし、都会らしきところへ飛び出しました。

住み着いた場所からちょいと車を走らせると、こちらも曹洞宗大本山總持寺というお寺があります。1911年までは石川県にあったようです。

そういう縁も感じて、禅の教えが妙に気になり、学ぶことにしました。深くは学びませんが、こんな感じかなってとこだけでもありがたい気持ちになります。

曹洞宗の道元禅師

鎌倉時代初期の禅僧で曹洞宗の開祖道元さん。

ひたすら座禅し修行に打ち込むこと(只管打座)

成仏してもさらなる成仏を求めて無限に修行する(修証一等)

という考え方をもっていたんだね。

気になるお言葉

志の到らざることは無常を思わざるに依るなり

ボクたちが想像する『』という意味とはかなりかけ離れた意味で使われているに違いありません。

自分の肉体と宇宙との一体感みたいな感覚

が基本スタンスにあるようです。

別の記事で触れますが、

自分が宇宙であり、宇宙が自分である

というワールドが展開されます。

無常』という概念は、

祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり

という平家物語で習った人も多いでしょう。

沙羅双樹のはなの色、盛者必衰のことわりをあらわす

と続くあれです。

こんな感じかな

むずかしいことはわかんないけど

おっしゃっている感じとしては

この世に(物質的な存在として)生まれた以上

どんなものであっても物質的な終わりをむかえる。

花は散り、モノは壊れたり朽ち果て、生けるものはかならず死をむかえる。

この『無常』というものをよくよく意識しないと

呼吸をし、五感を使って生きているということを

当たり前のように感じてしまい

本気で自分の肉体の働きに感謝することがなくなるよ。

こんな感じかな。

大切なこと

生まれたこと、生きていること、死をむかえること。

このわかりやすい理である

無常』をいつも意識して

自分という存在に心から感謝しよう。

自分は宇宙であり、宇宙は自分であるから

自分への心からの感謝が

宇宙摂理への心からの感謝になり

自分を愛し、宇宙から愛されることになる

大切なことですね。

2021年11月7日禅の教え

Posted by のりしお7まい