論語から『小利』で『大事』を見失わないこと
論語から学ぶ
「子曰く」の前フリでおなじみの論語。覚えてますか?
これから学ぶよって人もいるかな。
さつばつとした世の中で、まだまだ大切なことを教えてくれてます。
国語のテストではないから、だいたいの意味を感じておく程度。
ふとした瞬間に思い出せれば十分ですよ。
孔子さん
春秋時代の中国の思想家。
孔子さんが亡くなって後、弟子たちが400年くらいかけて、孔子先生が話していた内容をまとめたものが『論語』なのです。
原文
子曰、毋欲速、毋見小利、欲速則不達、見小利則大事不成。
書き下し文
子曰く、速やかならんと欲すること毋かれ。
小利を見ること毋かれ。
速やかならんと欲すれば則ち達せず。
小利を見れば則ち大事成らず。
意味
先生はおっしゃった、
「急いで成果を挙げようと思っちゃダメだよ。」
「小さな利益に目を奪われちゃダメだよ。」
「焦って成果を挙げようとすると成功しないし、小さな利益にとらわれると絶対に大きなことは成し遂げられないよ。」
はやく結果がほしい
経験から
新しく何かを始めると、とりあえずすぐに何か得たいと焦ってあれこれやってしまいがちですね。
焦れば、手順も無理無駄が多く、結局時間がかかった割に何も得られなかったり。落ち着いて目標をたて、手順や段取りを詰めてやったほうがいいんです。
また、取り合えずの達成感や実績を求めてのみ行動してしまっては、目標となる大きな実績にはたどり着けない。そこで壁にぶち当たり、ここらへんでいいか、とその先をあきらめたり、変に満足したり。
大きな物事の成就には、時間が必要なのです。
大切なこと
これから大切なことを知るんだね
宇宙規模ではどうか。
地球規模ではどうか。
国全体ではどうか。
都道府県単位ではどうか。
自分の生活圈内ではどうか。
時間的にはどうか。
大きな規模から自分までのつながりを考えて行動すること。
大切なことですね。